4thDimensionと聞いてもわかる方も、少ないのでは無いでしょうか。まず居ないでしょうね。これは、データベースの一つです。マイクロソフトのアクセスが登場する以前から存在するMac用のソフトウェアになります。今から30年ほど前になるのではないでしょうかMacそのものも、Macとは呼ばずに、Macintoshでした。製品名も正式名もマッキントッシュ。9インチの白黒のモニタの頃です。
　 もし、この4thDimensionがWindows用に開発されていたのであればアクセスはひょっとして登場していなかったかも。ただ、このあたりの記憶は非常に曖昧です。まずは、データの定義を行う、ウィンドウそのものがグラフィカルで素晴らしい。なにせ、データのリンクはマウスをドラッグするだけ。これだけで、データ同士のリンクが張れます。SQLのINNER JOINのようなことがマウスのドラッグのみで完結。
　 データの入力画面もパーツをポンポンとはめ込んでいくだけ。もちろんプログラムも記述することが出来ます。もうすっかり忘れてしまいましたが、簡潔な記述でバグも出にくかったです。印刷物や帳票も画面上でポンポンとはめ込んでいくだけ。むっちゃ楽でした。
　 ただ、どうしても普及しないのは、Macintoshだったからでしょうね。これがWindowsであれば全然違ったと思います。後にWindowsバージョンも発売されたようですが、遅かったんでしょうか。勢いは、あまり感じられませんでした。今となっても良いインターフェースだと思います。
　 まぁ、どうしても商売ということでアクセスや、SQLサーバーということになってしまいました。また、4thDimensionを触ってみたいです。
　 数年前まで自動車の整備工場で使っていただいたのですが、その自動車整備工場も店を閉めてしまいました。これで、私の4thDimensionは完全に終わることになりました。